50便、ご参加された皆さん、お疲れ様でした。
そしてご協力、ご寄付いただいた方々も本当にありがとうございます。
現地の方々にも2夜連続のおもてなしを受け、宿泊も集会所を使用させていただき、大変お世話になりました。
駅や造成地、道路、公共施設などの復興事業がほんの一部を除き一区切りしたこの年。
現地代表が最後の挨拶で流した涙は、この8年の重さを物語っていのだと思います。
私自身もずっと通っていた鵜住居の一つの節目に立ち会えて大いに感動しました。
今回メインとして担ぐ神輿は2つ。
大きい方がずっしり重い鵜住神社の神輿。
少しでも手が余ったらこっちを担いでとのこと。
小さい方の古峰神社の神輿は、完全にまごころ便に託されました。
いきなり素人集団に任されたので、小さいながら最初はバランスを取るのに一苦労。
この2つを交代しながら移動し、途中途中神事が行われ、踊りや芸が披露されます。
神輿が練り歩いた町には、もちろんまだまだ空き地が目立ちます。
本当の復興はこれからだと思います。
でもこの祭が人をつなぎ、地域を包み、希望の灯りを灯し続けていく大事な神事だということがわりました。
神輿に手を合わせる沿道の住民の方々。
各地区の伝統舞踊や演技を披露する青年、子ども、女性。
進行スタッフとしてや飲食、警備、準備、救護と動きまわるおじちゃん、おばちゃん。
頭ではわかっていたつもりでしたが、心身で納得しました。
神輿担ぎは身体が少しずつボロボロになるにつれて、心が表に出てきます。
隣を見れば、勝手に青年部の太鼓に拳を振り上げて盛り上げる奴。
傾く神輿。
ちゃんと持てやコラーー!!
特に大きい方の神輿は、終盤気分が高揚しすぎて、言うことを聞かなくなってきました。
暴れまわったり、先導の言うことを聞かなくなったり、挑発しあったり、、、
最後に神社に帰る渡御は罵倒が飛び交い、バテバテで、声が枯れました。
でも肩に担いだ神輿を降ろそうとする人はもちろん誰もいない。
納めた後はみんなで抱き合って、握手し合って、すべてを出し切った身体を労う。
復興の節目であったせいか、盛り上がった雰囲気が、ルールや慣例を逸脱させる動きを神輿に与えた場面もあったらしい。
でも総代長の方は涙しながらおっしゃいました。
「神輿は人が動かすんじゃない、神輿が動きたいように人が動くんだ。
だからそれでいいんだ。」
思い返せば私たちのまごころ便も神輿のようなものだったんだと思います。
バスは速すぎる。
なのに時間に遅れる。
喧嘩もあった。
警察沙汰も(主に大畠関連)。
でもすべて神様に導かれて進んだんじゃないかなと。
そこに委ねたから続けてこられたのかもしれません。
その意味で神輿もボランティアも同じなのかもしれません。
ボランティアにすべてを委ねることに一生懸命になれたから、今のまごころ便があるのだと思います。
「ボランティアは人が動かすんじゃない、ボランティアが動きたいように人が動くんだ。」
総代長のお言葉をいただいて、8年間の活動の結論が出ました。
来年もぜひ一緒に神輿を担ぎましょう。
担ぐのが無理な人も、サポート側で祭に携われる場面も多々あります。
これからもよろしくお願いいたします。
サポートして動いていただいた女性参加者の写真↓感謝!
大きい方の担ぎにほとんど回ってくれた大学生の奮闘にも感謝!
佐賀や千葉の状況をバス車内で情報共有してくれた参加者にも感謝!
動画↓
12分ころからの鵜住神社神輿の担ぎスタート。
この時点でギブアップしたもの有り。
18分ころからはまごころ便の古峰神社神輿担ぎ。
https://www.youtube.com/watch?v=IQqDNROWjjs