2019年9月24日火曜日

エルヴィス中野赤浜レポート

これまでの参加者の方より現地の様子がわかるレポートです。
まごころ便としても岡本酒店は何度か足を運ばせていただきました。
現地の方とのご縁をずっと大切にされている様子がよくわかります。
また大槌町赤浜にも皆で行けたらいいですね!

《大槌からの嬉しい便り》

まごころ便のみなさまこんにちは!エルヴィス中野です。

12便より以降、大槌・釜石・陸前高田・福島行きに参加させていただきました。

ご無沙汰してますが、みなさまお元気にご活躍のことと存じます。

今日はちょっとうれしいお知らせです。

12便でお会いした最初の被災者の方が大槌町の岡本酒店のご主人でした。

高台にある赤浜小学校(すでに閉校しました)の前で、仮設店舗を見つけ、

その日の活動を終えた時に寄せていただいたのでした。

その岡本さんとは僕が釜石を訪れる度にお会いし、年賀状のやり取りも続けておりました。

ところが今年は五月にもお便りをいただき、

震災から8年も過ぎ新住所に生活することが出来た」とのことです。

つまり仮設住宅からようやく終の棲家に落ち着かれたことだと。

そしてさらに今日9月21日、ずっとお病気と伺ってました奥さま自身から、

快復されたとのお電話をいただきました。

是非また一度岩手にお越しの節はお寄りください」

大変お元気なお声で本当に嬉しいお電話でした。

それにしても8年間の仮設住宅暮らし、本当に長いご苦労ですね。

そしてまだどれくらいの方々が仮設暮らしを続けておられることか

新しい町作りへの課題はまだまだあるのでしょう。

2019年9月17日火曜日

50便、無事に納めました!


50便、ご参加された皆さん、お疲れ様でした。
そしてご協力、ご寄付いただいた方々も本当にありがとうございます。
現地の方々にも2夜連続のおもてなしを受け、宿泊も集会所を使用させていただき、大変お世話になりました。


駅や造成地、道路、公共施設などの復興事業がほんの一部を除き一区切りしたこの年。
現地代表が最後の挨拶で流した涙は、この8年の重さを物語っていのだと思います。
私自身もずっと通っていた鵜住居の一つの節目に立ち会えて大いに感動しました。

今回メインとして担ぐ神輿は2つ。
大きい方がずっしり重い鵜住神社の神輿。
少しでも手が余ったらこっちを担いでとのこと。
小さい方の古峰神社の神輿は、完全にまごころ便に託されました。
いきなり素人集団に任されたので、小さいながら最初はバランスを取るのに一苦労。
この2つを交代しながら移動し、途中途中神事が行われ、踊りや芸が披露されます。

神輿が練り歩いた町には、もちろんまだまだ空き地が目立ちます。
本当の復興はこれからだと思います。
でもこの祭が人をつなぎ、地域を包み、希望の灯りを灯し続けていく大事な神事だということがわりました。
神輿に手を合わせる沿道の住民の方々。
各地区の伝統舞踊や演技を披露する青年、子ども、女性。
進行スタッフとしてや飲食、警備、準備、救護と動きまわるおじちゃん、おばちゃん。
頭ではわかっていたつもりでしたが、心身で納得しました。

神輿担ぎは身体が少しずつボロボロになるにつれて、心が表に出てきます。
隣を見れば、勝手に青年部の太鼓に拳を振り上げて盛り上げる奴。
傾く神輿。
ちゃんと持てやコラーー!!

特に大きい方の神輿は、終盤気分が高揚しすぎて、言うことを聞かなくなってきました。
暴れまわったり、先導の言うことを聞かなくなったり、挑発しあったり、、、
最後に神社に帰る渡御は罵倒が飛び交い、バテバテで、声が枯れました。

でも肩に担いだ神輿を降ろそうとする人はもちろん誰もいない。
納めた後はみんなで抱き合って、握手し合って、すべてを出し切った身体を労う。


復興の節目であったせいか、盛り上がった雰囲気が、ルールや慣例を逸脱させる動きを神輿に与えた場面もあったらしい。
でも総代長の方は涙しながらおっしゃいました。

「神輿は人が動かすんじゃない、神輿が動きたいように人が動くんだ。
だからそれでいいんだ。」

思い返せば私たちのまごころ便も神輿のようなものだったんだと思います。

バスは速すぎる。
なのに時間に遅れる。
喧嘩もあった。
警察沙汰も(主に大畠関連)。

でもすべて神様に導かれて進んだんじゃないかなと。
そこに委ねたから続けてこられたのかもしれません。

その意味で神輿もボランティアも同じなのかもしれません。
ボランティアにすべてを委ねることに一生懸命になれたから、今のまごころ便があるのだと思います。

「ボランティアは人が動かすんじゃない、ボランティアが動きたいように人が動くんだ。」

総代長のお言葉をいただいて、8年間の活動の結論が出ました。

来年もぜひ一緒に神輿を担ぎましょう。
担ぐのが無理な人も、サポート側で祭に携われる場面も多々あります。

これからもよろしくお願いいたします。


サポートして動いていただいた女性参加者の写真↓感謝!
大きい方の担ぎにほとんど回ってくれた大学生の奮闘にも感謝!
佐賀や千葉の状況をバス車内で情報共有してくれた参加者にも感謝!


動画↓
12分ころからの鵜住神社神輿の担ぎスタート。
この時点でギブアップしたもの有り。
18分ころからはまごころ便の古峰神社神輿担ぎ。
https://www.youtube.com/watch?v=IQqDNROWjjs  


2019年9月10日火曜日

50便、ギリギリまで募集中!&お神酒も募集!配れるお菓子も!

追記:参加者さんのお一人が、神輿を担げないけど何かできないかと色々アイデアを出してくれています!
その一つがご当地お菓子配り!
神輿が休憩や神事で止まるポイントで、見学している住民の方に西日本のご当地お菓子を配る!もしくは祭り終了後の集まりで配る!という案です。
どのように実現できるかは不透明ですが、神社に奉献する気持ちがあれば無駄になることはないと思いますので、下記の日本酒以外にも、配れるような小さなお菓子などもぜひご持参・ご提供ください!




日本列島、水害、台風被害などで大変な状況が続いているようですが、50便は予定通り決行いたします。
今現在困っている方に寄り添っている方々にも、何とかつながれるような便にできないかと頭をひねらせています。

さて、岩手釜石の現地からは、男性担ぎ手が少しでも多くいればありがたいと、ずっとお話しいただいていますので、出発ギリギリまで参加申し込みを受け付けいたします。
我こそは!という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!
080-1445-0547 尾澤
お近くの方にもお声がけいただければ幸いです。
まごころ便にしては久々の現地からの要望ですので、ぜひともお応えしたいと思っています。
担ぎ手は町中を練り歩きます。白足袋が必要となりますので、ご準備をお忘れなく!

また宵祭や直会の席では食事をご用意してくださるということなので、お返しといってはなんですが、神戸や西日本や過去の被災地の名産の日本酒をお神酒として奉献し、皆でいただくことも考えています(ジュースなどもいいでしょう!)
もし日本酒やジュースのご提供に興味ありましたら、ぜひこちらもご連絡いただければ幸いです!


それではよろしくお願いします!