2023年10月4日水曜日

52便最終日 再会・出会い・再会

 翌朝、お祭りや宿所でお世話になった方々にごご挨拶。宿泊場所はまるまる一軒家で、布団からアメニティまで一式がきれいに揃っていました。ほとんどホテルのようで、本当に快適に過ごす。お世話をしてくださった地元の方々に大感謝。

そして料理長もお店までお送りし、最後のお別れ。私たちがお世話になった地区では神輿渡御をするのは数年に1度になるとのこと。地元のペースでじっくり話し合った結果に対し、もしできることがあればぜひまた足を運びたいと思いました。

そして釜石を離れ、そのまま南へ。事前に連絡を取らせていただいた、元ゆいっこ花巻の共同代表お二人にお会いする約束。ゆいっこさんには当時の花巻東和の廃校を利用した支援宿泊施設で大変お世話になりました。



まずは陸前高田市で伝承館を見学した後、元代表望月さん、もっちーさんが復興住宅の現状として自治会長ご夫婦のお話を聞かせていただく機会を設けてくださりました。

入居者も高齢化し、外部からの転居者も多く、またコロナの中断もあり、自治会活動がなかなか盛り上がらず、毎回同じメンバーになってきているなどの課題をお聞きしました。自分も学生の頃、神戸復興住宅の自治会活動のお手伝いをしたこともありましたが、三陸ではそもそもの住民の数が少なかったり、事情は全く違うなと大変勉強になりました。もっちーさんは継続的に通うことで一緒になって暮らしを歩んでいるようですごいなと感じ、またこちらでできることも考えていきたいと思いました。



もっちーの活動通信 継続されていたことがわかる


タイトな予定の中、熱心にお話くださった会長さんともっちーさん、そしてこのまま南下して三陸を歩み続けるぐっさんとはここでお別れ。その後は花巻に向かい、もうお一人の元代表大桐さんと飛行機搭乗前にランチ。大桐さんは地域の方と畑をしたり、里山管理の講習を企画したりと、未来への地域作りの大事な要素を世に広める活動をされていました。個人的にも山への想いにはとても共感でき、これからの地域作りはこれだよなーと今旅最後のお話としては最高のネタを聞かせていただきました。

災害とか復興とかボランティアとゆう言葉は嫌いと1人の参加者は言っていました。確かに現代の暮らしの課題は日本全国、地球レベルでも同じで被災地とゆう言葉はもう似合わないのかもしれません。むしろ岩手でのお話はそれらを先取りして僕たちに何かを伝えてくれているのかもしれない。自分も地元に戻って頑張りたくなったし、また三陸にも再度足を運びたいとゆう気持ちを強く持たせてくれた3日間となりました。

ラーメンいただきながら未来の山を語る

ここでもやっぱり炭!森林活動のご紹介をいただく



2023年10月1日日曜日

52便2日目 鵜住神社本宮

朝から担ぎ手の装束に着替え、8時前に神社に行くと、すでに神輿も並び神事が始まろうとしていました。

担ぎ手としては近隣からもお手伝いさんが多くきているようで、やはり地元だけではなかなか人員を揃えるのは厳しいよう。

確かにお祭りには神輿担ぎだけでなく、御供や旗の運び役、消防団の警備、各地区の虎舞や獅子舞の伝統芸能、青年団のお囃子など、たくさんの役割があります。また金銭面でもたくさんの寄進や寄付があるようで、本当に多くの方の気持ちが集まってこの素晴らしい時間は作られているんだなとつくづく思いました。

それにしても神輿のパワーもすごいが、獅子舞や虎舞など各地区の踊りにも注目が集まります。小さな子供から結構高齢な方まで、日々の練習の成果が発揮され、神輿渡御の途中に寄っていく会場で大変盛り上がっていました。

前回は担ぐので必死でしたが、今回はゆっくりと地域芸能を見れて大満足。

そして神輿渡御も無事に終わり、終了の神事が厳かに執り行われました。

その後温泉に入った後、料理長のところで飲み会。温暖化で本当に魚が獲れなくなっているみたいでしたが、たくさんの料理と浜千鳥、特にわざわざ気仙沼から買い付けたというカツオ刺身は最高。その後、料理長の生まれた地区の虎舞の伝統のお話から広がって、地元の神社にお参りできる機会もいただき、釜石の伝統をさらに味わえる一日となりました。