2011年12月1日木曜日

鵜住居町栗林仮設にて踊り炊き出し

さて、今回は鵜住居町の栗林仮設というところで炊き出しを行いました。

元スタッフで今は釜石に住んで主に仮設の支援などをしているみつき君が仮設で炊き出しをするということでまごころ便のメンバー何人かでお手伝いに行くことになりました。作るものは鮭汁。途中のお店(これも仮設)で食材を調達し、仮設住宅の集会所を借りて仕込みなど炊き出しの準備をしました。とはいえ、まごころ便のメンバーでまともに料理ができる人が、女性一人を除いて、ほとんどいなかったため、終始仮設のお母さんたちに頼りっぱなしでした。今回の炊き出しでは単に炊き出しをするというのではなく、仮設の方と「一緒に」するというところがキーポイントだったので結果的に大成功でした。お母さんたちの協力の結果、おいしい鮭汁もできて、喜んで食べてもらえました。
行宣坊さんも準備に励みます。後光が!?


また、今回の炊き出しでは一つおもしろいことがありました。炊き出しの準備をしていると、どこからともなく阿波踊りの曲が流れてきました。なんと徳島出身のみつき君が阿波踊りのCDを流して仮設のお母さんたちと楽しそうに阿波踊りを踊っているではないか。阿波踊りの曲は聞いているうちに自然と体が動き出すような楽しい曲です。僕も含めて戦力外の男性メンバー数人も曲に合わせて阿波踊りを踊り出しました。というか、炊き出し中ほとんど踊っていたと思います(ごめんなさい)。実際、阿波踊りはすごく楽しかったのですが、何よりもうれしかったのは、僕たちが楽しそうに阿波踊りを踊っているのを仮設の方が見て笑ってくれたことです。なるほど、こういう支援のかたちもあるんだなと思いました。

 炊き出しが終わると、集会所の中で住民の方に被災時の現在の生活のお話を聞きました。今後、このような炊き出しなど、被災者の方に少しでも元気になってもらえるような支援のあり方について考えていきたいと思います。

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