2013年3月5日火曜日

神戸いかなご漁を見学

37便には、ぜひ神戸の名産「いかなごのくぎ煮」を持っていこう!と神山さんからご提案がありました。
ちょうどその時、バイト先の奥さんの旦那さんが、兵庫漁協の漁師をしていると聞いていました。

これも何かのご縁かなと思い、職員さんに連絡して漁船に乗せてもらうことになりました。

当然ど素人にはお手伝いできることもないが、少しでも春においしく食べている「いかなご」がどのような方々によって、どのように獲られているか、この目で見たかったのです。

集合は未明4時半。
神山さんも誘ったが、電車もない時間だったので、新長田から兵庫区の兵庫漁協まで歩いてくださった。
僕も目をこすりながらバイクで走った。
こんな工場地帯に漁船があるということにまず驚いた。

網を引く2隻と、網をあげる1隻の、3隻が1グループ。

網をあげる船にお邪魔することになり、早朝暗闇の中、5時に出港。
6時くらいに関西国際空港沖まで到着。
数回網を揚げ降ろしし、11時過ぎに神戸へ向かう。
到着は正午前だった。

100隻くらいの船がうようよ同じ海域に漂っていた。
常に集中力を切らさず、スロットルを握る漁師。
いまの漁業の現状をいろいろ聞かせてもらった。
もちろん僕らはただ見届けるしかなかったが、体感として得られたものは大きかったです。

最近はいかなごの数も減っているらしく、網を降ろせる期間や時間は厳しく制限されている。
これからの漁業、埋め立てや養殖などの影響、跡継ぎ問題、魚離れ。
いろいろ考えることもあるけど、とにかく経営と将来設計、技術はシビアに。
そして、何よりも海が大好きだからできる。

こんなことをいかなご1つ通して、教えていただきました。
本当に勉強になりました。

そして最後に奥さんが、20パックも炊いたくぎ煮をプレゼントしてくれた。

神山さん曰く、1・17の時も仮設に来てくれたボランティアの恩返しとして、被災者のおばちゃんたちがくぎ煮を炊いて配ったとのこと。

神戸の名産を、しかと東北に届けます!



漁船が集まってくる。大阪湾。少しずつ太陽が昇る。

チームワーク、技術、経験、カン。すべてを総動員して、いかなご漁ができる。

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